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1. 非公式為替市場でドル急騰、専門家「心理的要因が主因」

　非公式為替市場(闇市場)でベトナムの通貨ドンが米ドルに対し急落し、1USD＝2万8000VNDに迫っている。ベトナム国家銀行(中央銀行)は関連当局に協力を要請し、外貨取引の監視を強化している。一方、専門家は「闇市場の動きは主に心理的なもので、経済の基盤的リスクを示すものではない」と分析している。

　ドル高の背景は一時的な心理要因

　財政学院のグエン・ドゥク・ドー副院長は、輸出入に関連する外貨取引の大部分は銀行を通じて行われているため、闇市場の為替変動が公定市場に与える影響は極めて限定的だと指摘した。

　また「今回の変動はドルを保有したいという心理や短期的な需要を反映したもので、経済基盤の不安定化を示すものではない」と強調した。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞

ベトナム企業詳細調査レポート

2. 週間☆アクセス数上位ランキング！（2025年10月27日～2025年11月02日）

　このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ビンホームズ、建設請負と金融収益で黒字維持　未計上売上が過去最高

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社で住宅開発最大手のビンホームズ[VHM](Vinhomes)の2025年7～9月業績は、売上高が前年同期比で半減したものの、税引後利益は4兆4360億VND(約258億円)の黒字を確保した。金融収益の拡大と建設請負事業が業績を支え、さらに未計上売上は過去最高を記録しており、今後の成長を後押しする見通しだ。

　減収も堅調な収益構造

　同期の売上高は16兆4200億VND(約955億円)で前年同期比▲51％減となった。主要原因は不動産譲渡事業による売上高が同▲86％減少したためだ。一方、建設請負や設計コンサルティング事業は同約2.5倍の8兆8960億VND(約520億円)に拡大し、主要な収益源となった。

　金融活動収益は同+43％増の7兆8990億VND(約460億円)となり、このうち3兆0670億VND(約178億円)は投資譲渡による一時的な収益だった。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞(記事本文には、2021～2025年のVHMの7～9月業績のチャートあり)


2 位 ビンコムリテール、ビンコムセンター・グエンチータインを譲渡

　地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)が大株主の小売スペース賃貸最大手ビンコムリテール[VRE](Vincom Retail)は、ハノイ市グエンチータイン通りにある商業施設「ビンコムセンター・グエンチータイン」を保有する子会社のビンコムNCT不動産に対する出資全額を譲渡すると発表した。

　譲渡額は3兆6300億VND(約210億円)超の見込みだという。譲渡先はバオクアン投資商業サービス(Bao Quan Investment and Service Trading)で、VICと関連会社との資本関係はない独立法人だという。

　譲渡後、ビンコムNCT不動産はVREの子会社でなくなる。

・・・＜続きはサイトでご覧ください＞

3. 今週の銘柄評価

　アグリバンク証券[AGR](Agribank Securities)は各種石の採掘・加工及び木材製品生産・販売・輸出企業フータイ[PTB](Phu Tai)株の理論株価を1株6万2000VND(約360円)と評価し、投資評価を「買い(Buy)」とした。

　2025年7～9月の業績は、売上高が前年同期比+19％増の1兆7620億VND(約102億円)、税引前利益が同+69％増の1720億VND(約10億円)となった。主力の木材・石材事業が引き続き堅調に推移したほか、不動産事業で「Phu Tai Central Life」および「Phu Tai Residence」プロジェクトの収益計上が進み、全体業績を押し上げた。

　これにより、1～9月期の売上高は同+15％の5兆2920億VND(約308億円)、税引前利益は同+36％増の4750億VND(約27.6億円)と好調に推移している。

　木材部門は、米国が8月1日付で主要輸出品に報復関税20％を課す中でも増収を維持。国際的な合法木材認証であるFSC認証を保有しており、今後はEUや日本などの高付加価値市場への販路拡大が期待される。

　一方、石材部門も成長ドライバーとして注目される。ホーチミン市を中心に不動産市場が回復局面に入り、今後3年間で新規住宅供給が大幅に増加する見通し。さらに、公共投資の拡大による建設需要の押し上げも追い風となっている。

4. 編集後記

　毎週、スタッフの持ち回りでお届けする「編集後記」。
　今週はベトナム人スタッフのMomochanより、「ミニビーチで過ごした1日 – 小さくてきれいなニャチャンの離島」のお話です。

　今回のニャチャン旅行では、1日を使って「ミニビーチ（Mini Beach）」という小さな島を訪れました。SNSでたくさんの写真を見て、どこを見ても本当にきれいだったので、到着してすぐにツアーを申し込むことにしました。

　私は約20人ほどのグループツアーに参加しました。ガイドさんが一緒なのでとても便利で、集合場所の船着場に行くだけでOK。自分で船をチャーターして行くこともできますが（島への入場料は1人あたり約22万ドン）、ツアーの方が便利なので今回はツアーを選びました。

　船着場から島まではモーターボートで15〜20分ほどです。遠くから見るとミニビーチは本当に小さな島ですが、近づくにつれてその美しさがどんどん増していきます。透明度の高い青い海、白い砂浜、緑のヤシの木が広がり、まるで絵のような風景です。島にはパラソルのついたビーチチェアやレストランもあり、外国人観光客も多かったです。みんな楽しそうに海辺の時間を過ごしていました。

　島の空気は本当に気持ちよくて、海の中にずっといたくなるほど。そのうえ、海水は澄んでいて冷たすぎず、泳ぐのがとても気持ちいいです。シュノーケリングやジェットスキーなどのアクティビティもあり、友人や家族と一緒に楽しむのもとても楽しいです。

　お昼は島ではなく、近くの養殖いかだ（海上レストラン）へ移動しました。ここでの体験も忘れられない思い出になりました！ その場でエビやカニ、貝などの新鮮な海産物を選び、希望の調理方法で料理を作ってもらいます。海の上で食べるランチは格別で、波に揺られながら食べるのも楽しく、どの料理も新鮮でとても美味しかったです。値段も思ったよりリーズナブルでした。

　食事が終わるころにはツアーも終了し、本島へ戻る途中、名残惜しさがこみ上げてきました。小さいけれど本当に魅力的な島で、もっとゆっくり過ごしたかったなと思いました。

　ニャチャンに行く機会があれば、ぜひ一度このミニビーチに足を運んでみてくださいね。 

photo by Momochan＋各種メディア
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。